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ベトナムNovaland、8007億ドン増資で債務再編へ

ベトナム不動産大手Novaladは既存株主向けに8.007億株を1株1万ドン(約61円)で発行し、8007億ドン(約48億9815万円)を調達する増資を進めている。

Novaland(CTCP Tập đoàn Đầu tư Địa ốc No Va、ホーチミン拠点の不動産大手、証券コードNVL)は、既存株主を対象に3株につき1株の割合で新株8.007億株を1株1万ドン(約61円)で発行する増資を実施している。調達額は8007億ドン(約48億9815万円)の見込みで、うち5953億ドン(約36億4165万円)を13銘柄の社債元本の償還に充てる計画。新株予約権の譲渡期限は11月23日、払込期限は11月26日まで延長された。これに合わせ、同社は大型住宅開発プロジェクト「Aqua City」の販売再開を10月31日から予定している。

NVL株は直近5週間で34%下落し、1株1万ドン(約61円)前後の歴史的安値圏にある。6月30日時点の総借入残高は7兆2900億ドン(約445億9533万円)に上り、うち1年以内に返済期限を迎える分が3兆0500億ドン(約186億5785万円)(約1865億7853万円、うち社債1兆3200億ドン=約807億4874万円)、延滞中の元本も1兆6700億ドン(約102億1594万円)超に達する。一方2026年1〜9月期の売上高は1兆ドン(約61億1733万円)を超え、純利益は2800億ドン(約17億1285万円)(約171億2852万円、前年同期は1820億ドン=約111億3354万円の赤字)に転換したが、1〜6月期の営業キャッシュフローは3600億ドン(約22億224万円)近いマイナスが続いた。Novaladは10月6日、破産や経営破綻の噂を否定し、支払い遅延は資金調達が未完了なためで投資家との交渉を継続していると説明した。

背景

Novaladは不動産市況の低迷を受け、社債の元利払いが滞る状態が続いてきた。6月末時点の負債総額は7兆3000億ドン(約446億5650万円)に迫り、子会社関連の負担も2300億ドン(約14億699万円)規模に上るとされる。業績は改善傾向にあるものの資金繰りは依然厳しく、今回の増資は社債償還資金の確保と財務再建を狙ったものである。

日本企業への含意

Novaladはベトナム不動産大手として現地の建設・資材・金融各社と取引関係を持つため、サプライヤーや取引銀行として関与する日本企業は資金回収リスクを点検する必要がある。一方で株価が歴史的安値圏にあることから、不良債権処理や資産売却の過程で日本の不動産・金融機関による投資機会が生じる可能性がある。ベトナム不動産セクター全体の与信審査を厳格化することも求められる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.72円 / 1000VND=6.12円 / 1THB=4.71円 / 1PHP=2.50円 / 1MYR=38.74円 / 1SGD=123.75円 / 1USD=158.10円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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