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ベトナムVinMetal、伊社と鉄道用鋼材設備契約 年70万トン

ベトナムのVinMetal(Vingroup傘下の製鉄会社)が2026年10月15日、伊Danieliとハティン省の製鉄複合施設向け圧延設備の供給契約を締結した。

VinMetal(ビングループ傘下の製鉄会社)は2026年10月15日、イタリアの製鉄技術大手Danieli(創業100年超、世界で1000件超の製鉄・鋳造・圧延ライン実績を持つ)と、ハティン省ブンアン経済区に建設中の「VinMetalハティン製鉄複合施設」で稼働するレール・形鋼圧延ラインの中核設備供給契約を締結した。契約対象ラインの生産能力は年70万トン超で、高速鉄道や都市鉄道、産業施設、橋梁、港湾・物流インフラ向けの鋼材供給を見込む。同複合施設は第一期で年600万トンの生産能力を設計しており、第二期では年2000万トンまで拡張する計画。

Danieliは2050年までのカーボンニュートラル実現を掲げている。世界の鉄道産業の市場規模は1000億ドル(約15兆8303億円)とされ、VinMetalは高速鉄道向け鋼材需要の取り込みを狙う。VinMetalは2026年5月、プラント全体の技術統合パートナーとしてPrimetals Technologies(製鉄プラント技術企業、ビングループの技術統合パートナー)と覚書を結んでおり、今回のDanieli契約はこの枠組みの延長線上にある。VinMetalの最高経営責任者には、ビングループ(ベトナム最大の民間複合企業。EVのVinFastを傘下に持つ)創業者ファム・ニャット・ブオン氏の息子であるファム・ニャット・クアン・アイン氏が就任している。

背景

VinMetalはハティン省ブンアン経済区で製鉄複合施設の建設を進めている。2026年5月にPrimetals Technologiesと技術統合パートナーとしての覚書を締結しており、今回のDanieliとの契約は、その後続く主要設備調達の一環として位置づけられる。

日本企業への含意

ベトナムの高速鉄道・都市鉄道整備が本格化すれば、レール用鋼材の国内調達体制が整い、日本の鉄鋼・プラントメーカーにとっては競合の増加を意味する。一方で、製鉄プラント建設や圧延設備関連の部品・保守サービスで日本企業が協業機会を得る可能性もある。ベトナムのインフラ投資動向を注視する必要がある。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.56円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.71円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.82円 / 1SGD=123.46円 / 1USD=158.30円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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