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インドネシア・トヨタ、中南米開拓へ 2026年輸出30万台超目標

インドネシアのトヨタ現地法人TMMINは、中東向け輸出減少を補うため中南米市場の開拓とメキシコへの部品輸出の可能性を検討していると明らかにした。

PT Toyota Motor Manufacturing Indonesia(TMMIN、インドネシアのトヨタ自動車現地製造法人)は、中東地域への完成車輸出が紛争の影響で減少する中、中南米市場の開拓とメキシコへの自動車部品輸出の可能性を検討していると、ナンディ・ジュリヤント社長がTrade Expo Indonesia 2026(タンゲラン近郊)で明らかにした。インドネシア全体の輸出が前年比約10%減少する厳しい状況下で、TMMINは中東向け減少分を他地域の増加で相殺し、2026年の輸出台数全体で前年比2.5%増を確保する見通し。2026年通年の輸出目標は30万台超とし、インドネシア産完成車輸出のうちTMMINが6割を占める。

ジュリヤント社長によると、中東向け輸出が落ち込む一方で他地域向けが伸び、総輸出は2.5%増になったという。同社長は、ハイブリッド車は燃費効率を求めるが充電インフラを必要としないため、中南米を含むほぼ全ての国で需要が見込めると説明した。例としてメキシコへアバンザを1台輸出するだけでも15年間の補修部品供給義務が生じ、これが大きな事業機会になると述べた。一方で「最も重要なのは国内市場の維持・成長だ」とも強調した。

背景

中東は従来、トヨタインドネシアにとって重要な輸出市場だったが、同地域の紛争により輸出が落ち込んでいる。現在はアジアが主要輸出先となっており、インドネシア国内の自動車市場は停滞傾向にある。こうした中、同社は輸出先の多角化を迫られている。

日本企業への含意

中東依存からの転換が進めば、インドネシア拠点の完成車・部品輸出網は中南米まで広がる可能性があり、日系自動車部品メーカーは現地調達や物流網の再構築を迫られる可能性がある。充電インフラ不要なハイブリッド車の需要が新興国で広がれば、燃費効率を軸にした製品戦略を中南米など新市場に展開する好機となる。一方で国内市場停滞への対応も課題として残る。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.56円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.71円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.82円 / 1SGD=123.46円 / 1USD=158.30円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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