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UPS、フィリピン・クラークに8000万ドルの新航空ハブ開設

UPSは2026年10月15日、フィリピン・クラーク国際空港に8000万ドル(約126億6424万円)を投資した新国際航空ハブの稼働を発表した。

米物流大手UPS(企業価値〔約14兆415億円〕)は10月15日、フィリピン・パンパンガ州のクラーク国際空港(CRK)で新しい国際航空ハブ「UPSクラーク・ハブ」の稼働を発表した。投資額は8000万ドル(約126億6424万円)。施設面積は3万平方メートルで、従来施設の15倍の規模となる。新ハブ稼働により同社の1日あたりの平均取扱個数は従来の5000個から4万6000個に拡大した。同社はクラークを拠点に1100の国際輸送ルートでサービスを提供する。

自動小型荷物仕分けシステムは重量3キロ未満の荷物を1時間あたり9000個処理できる。冷蔵・冷凍設備を3基備え、氷点下20度から25度までの温度帯に対応し、医薬品など温度管理が必要な貨物を扱う。新拠点の稼働で雇用は600人創出され、大半はパンパンガ州の住民を採用する。クラーク・ハブのアルバート・サペン・ジュニア総支配人は、8000万ドル(約126億6424万円)の投資により顧客はより速い輸送時間とより良いサービスを受けられ、事業成長につながると述べた。UPS北アジア・APAC運営戦略担当のダリル・テイ社長は、クラークはアジア太平洋の多くの製造拠点から3時間以内のフライト圏内にあり理想的な立地だと語った。輸送時間は最短で1営業日に短縮される。

背景

UPSはアジア太平洋地域のネットワーク強化に投資を続けてきた。フィリピンの物流市場は2025年時点で180億ドル(約2兆8495億円)規模とされ、年平均9.2%の成長率で拡大し、2031年には280億ドル(約4兆4325億円)に達すると見込まれている。同社は半導体や中小企業(MSME)、医療・医薬品、自動車など幅広い業種にサービスを提供している。

日本企業への含意

日本の製造業や医薬品メーカーにとって、クラーク・ハブの稼働はアジア太平洋域内への輸送時間短縮と温度管理対応の強化を意味する。フィリピンを含むASEAN域内でのサプライチェーン再編を検討する企業は、同拠点を経由した迅速な部材供給や在庫圧縮の選択肢を持つことになる。特に半導体や医療関連製品を扱う企業は、物流パートナーの拠点整備状況を踏まえた調達戦略の見直しが必要になる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.56円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.71円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.82円 / 1SGD=123.46円 / 1USD=158.30円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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