フィリピン、海底ケーブル7600島の拠点化提案 PLDTが表明
PLDT Globalは2026年10月15日、フィリピンをアジアの海底ケーブル結節点とする構想を発表し、手続き改革と国際協力の拡大を提案した。
PLDT Inc.傘下のPLDT Global Corp.は2026年10月15日、「Archipelagic Governance for Subsea Cables Forum」において、フィリピンをアジアの海底ケーブル拠点とする構想を示した。同社はフィリピンが約7600の島々からなる群島国家である点を踏まえ、海底ケーブルの敷設・修理に関する手続きの改革と、国際的な協力の拡大を提案した。これにより、フィリピンを単なる国際ケーブルの終着点ではなく、アジア太平洋の国際的な玄関口とすることを目指すとした。
PLDT Global Corp.のアルバート・ビラレアル社長兼CEOは、「フィリピンは国際ケーブルの単なる終着点と考えるべきではない。アジア太平洋のデジタル交差点となることを目指すべきだ」と述べた。PLDTはアジア太平洋を横断するApricot Cable System、日米を結ぶJupiter Cable Systemと接続している。具体的な改革内容や実施時期、政府の対応・コミットメント、インフラ投資の費用見積もりは示されていない。
背景
海底ケーブルは国家間の情報伝送と高速通信の実現に不可欠な重要インフラであり、群島国家であるフィリピンは接続性確保のため海底光ファイバー線を必要としている。
日本企業への含意
日本の通信・IT企業にとって、フィリピンが海底ケーブルの中継拠点化を進める場合、アジア太平洋域内のデータ通信ルート多様化につながる可能性がある。日米間を結ぶJupiter Cable Systemとの接続強化が進めば、日本企業のデータセンター立地やクラウド基盤整備の選択肢が広がる可能性がある。ただし具体的な制度改革や投資計画が未確定のため、今後の政府方針の明確化を注視する必要がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.31円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.72円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.73円 / 1SGD=123.69円 / 1USD=158.30円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

