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マレーシアTop Glove、FY2026純利益192%増の3.08億リンギ

マレーシアのゴム手袋大手Top Gloveは2026年8月期の純利益が前期比192%増の3億797万リンギ(約119億636万円)となったと発表した。

Top Glove Corp Bhd(世界最大級のゴム手袋メーカー、1991年設立、本社ペタリンジャヤ)は10月6日、2026年8月期(FY2026)通期決算を発表した。純利益は3億797万6000リンギ(約119億660万円)で、前期の1億533万リンギ(約40億7214万円)から192%増加。収益は43億2000万リンギ(約1670億1461万円)で前期の34億9000万リンギ(約1349億2616万円)から21%増えた。第4四半期単独では純利益が前年同期比353%増の1億5763万リンギ(約60億9410万円)、収益は40%増の12億5000万リンギ(約483億2599万円)となった。取締役会は1株あたり1.5センの最終配当を宣言し、FY2026の年間配当総額は1億2000万リンギ(約46億3929万円)となった。

年間配当総額1億2000万リンギは前期の3倍の水準。財務面ではFY2025に2億6700万リンギ(約103億2243万円)あった純負債が、FY2026は1億4100万リンギ(約54億5117万円)の純現金ポジションに転換した。決算発表を受け株価は9セン(11.5%)上昇し88センで取引を終え、企業評価額は71億9000万リンギ(約2779億7108万円)、年初来の株価上昇率は37%に達した。同社は51の工場で年間950億枚の手袋を生産し、195カ国以上に輸出している。Top Gloveは声明で、世界的な手袋需要の伸びが供給の伸びを上回ったことで数年来の課題を経た後にマージンを立て直せたとし、中東情勢の緊張が原料と手袋供給をさらに逼迫させ、コスト転嫁とマージン改善を後押ししたと説明した。ジョイント・マネージング・ディレクターのNg Yong Lin氏とLim Jin Feng氏は、業界の逆風にもかかわらず収益性を倍増させたことは品質とコスト効率の継続的な改善、強固な顧客関係による世界的な競争力の証だと述べた。

背景

Top Gloveは過去数年間、業界全体の厳しい状況を経験していた。FY2025時点では純負債が2億6700万リンギあった。天然ガス関税は2026年10月1日に引き上げが予定されており、FY2026の決算はこの引き上げ前の期間を対象としている。

日本企業への含意

ゴム手袋を調達する日本の医療・商社関連企業にとっては、供給逼迫を背景とした価格転嫁の動きが続く可能性があり、調達コストの上昇に備える必要が出てくる。一方でTop Gloveの財務改善は取引先としての信用力向上を意味し、長期契約や増産対応の交渉材料になり得る。天然ガス関税引き上げ後のコスト動向を注視することが必要になる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.40円 / 1000VND=6.08円 / 1THB=4.69円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.66円 / 1SGD=123.43円 / 1USD=157.98円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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