マレーシアWhatsApp誤停止、半数超がMeta側の技術不具合と判明
マレーシア通信当局SKMMは、WhatsAppの正規アカウントが規約違反と誤認され停止された問題で、Metaが技術的不具合を認めたと発表した。
マレーシア通信・マルチメディア委員会(SKMM)は、WhatsAppの正規利用者アカウントが規約違反とみなされ停止された問題について調査を進めてきた。その結果、Meta(WhatsAppの運営元)がシステム上の技術的誤りにより、正当な利用活動が規約違反と誤判定されていたことを認めたと公表した。SKMMがMetaに審査を依頼した最初の案件群のうち、半数を超えるケースでこの技術的誤りが確認された。Metaはこの技術的問題を9月末までに解決したと説明し、影響を受けた正規アカウントについては自主的に復旧措置を取ったとしている。
SKMMはMetaに対し、異議申し立ておよびアカウント復旧の手続きを改善するよう要請した。アカウント復旧は、利用者がWhatsApp側に異議申し立てを提出していなかったケースにも適用された。Metaは、WhatsAppの利用規約や取り締まり方針自体には変更を加えていないことも確認したという。SKMMは、企業がメッセージを一斉送信する場合、送信前に受信者の同意を得るよう呼びかけた。
背景
SKMMは、アカウントの乗っ取りや停止に関する利用者からの苦情を受けて調査を開始し、以前からMetaに説明を求めていた。Metaは技術的問題を9月末までに対応済みと当局に報告していた。
日本企業への含意
マレーシアでWhatsAppを業務連絡や顧客対応に利用する日本企業は、同様の誤停止が業務中断につながるリスクがあることを踏まえ、公式の異議申し立て窓口を把握しておく必要がある。また一斉配信を行う際は、受信者の事前同意取得を徹底することが、規約違反と誤認されるリスクを下げる上で有効になる可能性がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.92円 / 1000VND=6.09円 / 1THB=4.69円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.68円 / 1SGD=123.41円 / 1USD=157.93円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

