インドネシアGoTo株、最低値撤廃で43ルピアに急落
インドネシア証券取引所(BEI)が最低株価規則を変更後、GoTo株は28日に43ルピアまで急落し、売り注文残は11.1億ロットに達した。
GoTo(配車・決済のGojekとEC最大手Tokopediaが2021年に統合したインドネシア最大のテック企業)株は28日、BEIが最低株価を50ルピアから1ルピアに変更した後、1日の下落制限(ARB)14%に達し43ルピアまで急落した。売り注文残は11.1億ロット、取引代金は31.3億ルピア(約2757万円/約17.5万ドル)。GoToは2021年のIPOで467億株を発行し15.8兆ルピア(約1391億4732万円/約8.84億ドル)を調達していた。
背景
GoTo株は2026年5月5日以降、値幅制限の下限である50ルピア(通称ゴチャップ)で高止まりしていたが、BEIが最低株価を1ルピアに引き下げる新規則を導入したことで実勢価格への調整が起きた。
日本企業への含意
GoToに出資・提携する日本企業は、今回の急落が制度変更に伴う技術的要因である点を踏まえ、黒字化やEBI(インドネシアの中央銀行)TDA計画といった業績指標と株価変動を切り離して評価する必要がある。インドネシア株式市場の規則変更リスクも今後の投資判断に織り込むべきである。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.07円 / 1000VND=6.07円 / 1THB=4.71円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.66円 / 1SGD=123.20円 / 1USD=157.48円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

