フィリピン、個人向け国債を前年比半減以上に縮小
フィリピン財務局は個人向け国債(RTB)の発行規模を前年比半減以上に縮小する方針を示した。
フィリピン(マニラ)の財務局(BTr、財務省傘下で国庫業務を担う政府機関)のシャロン・アルマンザ国庫長官(同局トップ)は、今年のRTB発行規模について「前年より少なく、半分以上減る見通し」と述べた。2025年8月の前回発行では5071.6億ペソ(約1兆2808億円)を調達した。今年はRTB発行25周年の節目にあたり、少額からでも個人投資家が参加できる商品であることを再認識してもらう狙いもあるという。
背景
政府は今年、総額2兆7300億ペソ(約6兆8946億円)の借入を計画しており、うち国内市場からは1兆9200億ペソ(約4兆8490億円)、海外からは8155.1億ペソ(約2兆596億円)を調達する予定。年内に他の入札機会が多く残っているため、大きな発行規模は不要と判断したという。
日本企業への含意
フィリピン国債市場に関わる日本の金融機関にとって、個人向け国債の供給減少は流通市場での品薄感につながる可能性がある。現地通貨建て資金調達を検討する日本企業は、政府の国内・海外借入計画の配分を踏まえ、発行時期や金利動向を注視する必要がある。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.76円 / 1000VND=6.09円 / 1THB=4.74円 / 1PHP=2.53円 / 1MYR=38.74円 / 1SGD=123.59円 / 1USD=158.13円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

