タイ農民100人超、種苗新条約UPOV1991導入に抗議デモ
タイの農民・活動家100人超がバンコクでデモ行進し、UPOV1991条約導入に反対する請願書を農業協同組合省に提出した。
9月23日、タイの農民・活動家100人超がバンコク市庁舎から農業協同組合省まで行進し、新品種保護条約UPOV1991の導入に反対する請願書を提出した。政府はEUとの自由貿易協定交渉でUPOV1991採用に合意したとの報道を否定し、9月21日にラリダ・ペリスビバタナ副政府報道官が「欧州側の提案は交渉の初期段階の立場に過ぎない」と説明した。農業省は農民らとの協議を継続する方針を示した。次回のタイ・EU交渉は9月28日から10月6日までプーケットで開催される。
背景
タイの種苗保護法(1999年)第33条は農民が種子を保存・再利用する権利を認めているが、UPOV1991条約は新品種の知的財産保護を強化する内容で、タイはEUとの自由貿易協定交渉でこの条約導入を求められている。
日本企業への含意
日本の種苗・農業関連企業にとって、タイがUPOV1991を採用すれば新品種の知財保護が強化され、品種登録や現地パートナーとの契約条件見直しが必要になる可能性がある。交渉の行方次第でタイ市場での事業戦略の見直しも求められる。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.76円 / 1000VND=6.09円 / 1THB=4.74円 / 1PHP=2.53円 / 1MYR=38.74円 / 1SGD=123.59円 / 1USD=158.13円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

