フィリピンペソ、2026年に1ドル64ペソまで最安値更新へ
ANZ Researchは、フィリピンペソが2026年第4四半期に対ドルで過去最安値となる1ドル64ペソまで下落すると予測した。
ANZ Researchは2026年第4四半期にペソが対ドルで過去最安値の64ペソ(約161円/約1ドル)まで下落すると予測。マルコス政権終了までは60ペソ(約151円/約1ドル)、2027年通年は63ペソ(約159円/約1ドル)、2028年までに62ペソ(約156円/約1ドル)まで持ち直すと見込む。経常赤字はGDP比3.5~4%、商品貿易赤字は年平均60億ドル、送金による赤字補填率は45%と過去3年で最低水準。フィリピン中央銀行(BSP)は政策金利5.0%からさらに25ベーシスポイントの追加利上げを見込むとした。
背景
ANZは、フィリピンの成長鈍化と大きな経常赤字がペソの下落圧力になっていると指摘。米金融引き締めや原油高、世界的な長期金利上昇に加え、2月の中東情勢緊迫化がアジア通貨全般の下落を招いたと説明した。
日本企業への含意
フィリピンで現地法人や取引を持つ日本企業は、ペソ安による現地収益の円換算目減りや調達コスト上昇に直面する可能性があり、為替ヘッジ手法の見直しや価格改定タイミングの検討が必要になる。
本記事の円換算・ドル換算は当日のレート(10000IDR=88.24円 / 1000VND=6.06円 / 1THB=4.74円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.61円 / 1SGD=123.40円 / 1USD=157.41円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

