マレーシア・リンギ、13日4.0815リンギで寄り付き 原油1.38%高
リンギは10月13日朝、対米ドルで4.0815リンギ(約158円)と前営業日終値とほぼ同水準で取引を開始し、狭いレンジ推移が続くとの見方が示された。
マレーシア・クアラルンプールで13日午前8時、リンギは対米ドルで4.0815リンギと寄り付いた。前営業日(12日月曜)の終値は4.082リンギ、取引レンジの上限は4.0865リンギ(約158円)だった。13日午前の取引レンジの上限は0.09リンギ(約3円)幅とみられる。Bank Muamalat Malaysia Bhd(マレーシアの銀行)のモハド・アフザニザム首席エコノミストは、原油価格の上昇と米ドル指数の上昇、週内の米消費者物価指数(CPI)発表を控え、リンギは引き続き狭いレンジでの取引になるとの見方を示した。
同エコノミストによると、ブレント原油価格は1.38%上昇し1バレル106.16米ドル(約2万円)となった。米ドル指数(DXY)は0.35%上昇し102.573ポイント。16日水曜発表予定の9月の米CPI上昇率は市場予想で前年比3.6%と、8月の3.4%から加速する見通し。同氏はまた、サウジアラビアの首都リヤドでのミサイル攻撃を受け、紛争が拡大し原油供給がさらに混乱する可能性があると指摘した。このほかリンギは対円2.5748、対英ポンド5.3913、対ユーロ4.5545、対インドネシアルピア227.8、対フィリピンペソ6.5、対シンガポールドル3.1864、対タイバーツ12.1318で寄り付いた。
背景
リンギの動きには、2027年度予算案(Budget 2027)への期待感が影響している。加えて西アジアでは地政学的緊張が高まっており、サウジアラビアの首都リヤドでミサイル攻撃が発生した。米CPI統計は10月16日水曜に発表予定となっている。
日本企業への含意
原油価格上昇と米CPI発表待ちでリンギが狭いレンジ推移を続ける局面では、マレーシアに拠点を持つ日本企業は為替予約のタイミングを見直す余地がある。原油高は輸送・製造コストの増加要因となりうるため、サプライチェーンのコスト管理にも注意が必要になる。また中東情勢の悪化が供給混乱に発展すれば、現地調達やエネルギーコストへの影響を点検する必要がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.31円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.72円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.73円 / 1SGD=123.69円 / 1USD=158.30円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

