ベトナム、カントー橋2期建設に27兆ドン投資を承認
ベトナム建設省は2026年10月31日、カントー橋2期と両岸取付道路の建設事業に総額27兆ドン(約1649億258万円)を投じる投資方針を承認した。
ベトナム建設省(Bộ Xây dựng)は2026年10月31日、カントー市、ビンロン省(ホーチミン市近郊の工業集積地が多い地域)、ホーチミン市にまたがる「カントー橋2期および両岸取付道路建設事業」の投資方針を承認した。総事業費は27兆ドン(約1649億258万円)、詳細積算では2兆7050億1800万ドン(約165億2091万円)となる。全長は約17.6キロで、主橋のカントー橋2期の橋長は870メートル。道路と鉄道を同じ橋桁に通す上下二層構造とし、整備のスピードを確保するため事業を3つの構成事業に分割して進める。着工は2027年を見込み、完成まで5年を予定する。
財源は中央予算で、2026〜2030年に2兆1644億ドン(約132億1908万円)、2031〜2035年に5406億1800万ドン(約33億183万円)を繰り越し配分する。上層の高速道路は片側3車線・計6車線で車線幅3.75メートル、設計速度は時速100キロ。下層は鉄道で、旅客列車は時速160キロ、貨物列車は時速120キロで走行できる設計とする。起点はビンロン省のチャーヴァー交差点でミートゥアン・カントー高速道路に接続し、終点はカントー市のIC2交差点でカントー・ハウザン高速道路に接続する。調査設計段階の事業主体にはバン・クアン・ドゥ・アン・ミートゥアン(Ban Quản lý dự án Mỹ Thuận、実現可能性調査の報告書作成とデザインコンペの実施を担う事業体)が指定された。
背景
本事業は高速道路と鉄道を同じ橋桁に統合する複合橋梁事業であり、整備のスピードを確保するため全体を3つの構成事業に分割して進める方針となった。
日本企業への含意
道路と鉄道を一体整備する複合橋梁は技術難度が高く、日本の建設・橋梁エンジニアリング企業にとって設計コンサルティングや施工協力の商機になり得る。中央予算での段階的な資金配分が示されたことで、2027年の着工に向けた入札や資材調達の動向を注視する必要がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=86.87円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.67円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.80円 / 1SGD=123.23円 / 1USD=157.51円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

