タイPTTGCとSCGC、石化事業統合 評価額1865億バーツ
タイの石油化学大手PTTGCとSCGCが、国内のオレフィン・ポリオレフィン事業を統合し合弁会社を設立することを決定した。統合事業の総評価額は1865億バーツ(約8719億683万円)。
PTTGC(タイの石油化学大手、上場企業)とSCGC(同じくタイの石油化学大手、上場企業)は、国内のオレフィンおよびポリオレフィン事業を統合し合弁会社を設立すると発表した。統合事業の総評価額は1865億バーツ(約8719億683万円)で、PTTGCの事業評価額1044億バーツ(約4880億8082万円)とSCGCの821億バーツ(約3838億2601万円)を合わせた。合弁会社での持ち株比率はPTTGCが56%、SCGCが44%となる。2024年12月3日に臨時株主総会を開き、2025年中の取引完了を目指す。
年間シナジー効果は51億バーツから68億バーツ(約2億3843万円~3億1791万円)の創出を見込む。合弁会社の取締役会は7人で構成され、PTTGCが4人、SCGCが3人を推薦する。配当方針として、連結純利益の60%以上を配当に充てることを定めた。取引規模は純資産価値基準で23.2%に相当し、臨時株主総会では出席議決権の4分の3以上の賛成が必要となる。PTTGCは統合事務を担当する特別目的会社GC SPVの持ち株100%を保有する。
日本企業への含意
タイの石油化学産業でオレフィン・ポリオレフィン市場の供給構造が再編される。同地域で原料調達や販売に携わる日系化学メーカーは、新設合弁会社との価格交渉条件や取引基盤の変化に対応する必要がある。また出資や技術提携を検討する場合、取締役会構成や利益配当方針といった新会社のガバナンス体制を契約設計に反映させることが重要になる。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.00円 / 1000VND=6.12円 / 1THB=4.68円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.61円 / 1SGD=123.23円 / 1USD=157.90円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

