フィリピン、AIIBに融資柔軟化要請 理事12人の一国として
フィリピン財務省は2026年9月28日、アジアインフラ投資銀行(AIIB)にインフラ事業向け融資の柔軟化を求めたと発表した。
フィリピン財務省国際金融グループ(IFG)のジョーベン・Z・バルボサ次官は、カタール・ドーハで開催された2026年AIIB年次総会で、重要インフラ事業の完工や民間投資の呼び込み、手頃で気候に強いエネルギー供給の支援に向け、AIIBに対しより柔軟な融資を求めた。具体的には、無償資金協力や技術支援の拡充、コミットメント手数料の引き下げ、事業実施上の障害に対する柔軟な解決策を求めた。
バルボサ次官は「同行には革新的な金融商品の開発と民間資本の動員を続けてほしい」と述べ、再生可能エネルギーの拡大、電力コストの引き下げ、気候変動への適応・緩和事業の強化を優先するようAIIBに要請した。フィリピンはAIIBの12人いる理事の一人としてバルボサ次官が代表を務めている。
背景
フィリピンはAIIBの加盟国であり、バルボサ次官が同行の12人の理事の一人としてフィリピンを代表している。
日本企業への含意
再生可能エネルギーや気候対応型インフラの整備が優先課題とされたことで、電力・エネルギー分野で現地展開する日本企業にとって、AIIB融資を活用した事業機会が広がる可能性がある。融資条件の柔軟化が実現すれば、コミットメント手数料の低下や技術支援の拡充により、日系企業が参画する合弁事業の資金調達環境が改善する可能性がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=86.84円 / 1000VND=6.07円 / 1THB=4.65円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.42円 / 1SGD=122.85円 / 1USD=156.91円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

