フィリピンPEZA、投資承認3096億ペソで年間目標超過
フィリピン経済区庁(PEZA)は2026年10月までの投資承認額が3096.3億ペソ(約7648億円)に達し、年間目標の3000億ペソ(約7410億円)を超えたと発表した。
PEZAは10月の理事会時点で、投資承認額が3096.3億ペソ(約7648億円)となり、年初に掲げた年間目標3000億ペソ(約7410億円)を突破したと発表した。前年同期の1753.7億ペソ(約4332億円)から76.56%の増加で、2012年にベニグノ・アキノ3世政権下で記録した過去最高の3119億ペソ(約7704億円)も上回る勢いとなっている。承認対象は新規・拡張プロジェクト240件で、製造業、IT・ビジネスプロセスマネジメント(BPM)、施設開発、経済区開発、物流、国内市場向け事業、公益事業、観光業にまたがる。
これらのプロジェクトからは91.2億米ドル(約1兆4310億円)相当の輸出が見込まれ、直接雇用は3万8815人を創出する見通し。10月単月では新規・拡張18件、総額124.9億ペソ(約309億円)を承認し、輸出見込みは1億7820万米ドル(約279億6171万円)、直接雇用見込みは5484人。地域別ではカラバルソン8件、首都圏6件、セブ2件、中部ルソン1件、イロイロ1件と承認が分散した。PEZAのテレソ・パンガ長官は、年末を待たずに目標を超えたことは投資家がフィリピンに寄せる信頼の表れだと述べ、国際的な提携や事業環境の改善が現地サプライチェーンの強化や技術移転、現地企業の機会拡大につながり得ると述べた。
背景
過去最高の投資承認額3119億ペソ(約7704億円)は、ベニグノ・アキノ3世政権下の2012年に記録されたものだった。
日本企業への含意
製造業やIT・BPM、物流分野でフィリピンの経済区への投資承認が増える中、同国に生産・輸出拠点を持つ日本企業にとっては、現地サプライチェーンの強化や新規参入企業との競合・協業の機会が増える可能性がある。進出済み企業は、承認プロジェクトの集中するカラバルソンや首都圏での事業環境変化を注視する必要がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=86.84円 / 1000VND=6.07円 / 1THB=4.65円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.42円 / 1SGD=122.85円 / 1USD=156.91円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

