ベトナム中銀、預金・貸出金利の引き下げ要請 2026年末まで
ベトナム国家銀行は2026年10月18日、金融機関に対し預金金利を年0.5%以上、貸出金利を年1.5~2%引き下げるよう通達した。
ベトナム国家銀行(NHNN、中央銀行)は2026年10月18日付の公文書9608号で、国内金融機関に対し預金金利を最低年0.5%、貸出金利を年1.5~2%引き下げるよう求めた。対象は期間6か月以上の預金金利と、生産・経営分野や優先分野向けの貸出金利。適用期間は2026年10月18日から同年末までとされ、マクロ経済の安定維持、インフレ抑制、経済成長の下支え、銀行システムの安全性確保を目的としている。
預金金利の引き下げ幅は最低年0.5%で、対象は満期6か月以上の預金に限定される。貸出金利は年1.5~2%の引き下げを求め、特に生産・経営活動や政府が定める優先分野向け融資が対象となる。通達に従わない金融機関については、国家銀行が2026年の残り期間における信用成長枠の見直しを検討するほか、2027年の信用成長目標を低く設定する可能性がある。
背景
通達は、マクロ経済の安定維持、インフレ抑制、経済成長の下支え、銀行システムの安全性確保という政策目標を継続的に推進する狙いから発出された。
日本企業への含意
ベトナムに進出する日本企業にとって、現地金融機関からの借入コストが2026年末にかけて低下する可能性がある。特に生産・経営分野向け融資が対象となるため、製造業拠点の運転資金や設備投資資金の調達条件が緩和される可能性がある。一方で金利引き下げに応じない銀行は信用枠を制限される見通しのため、取引銀行の対応方針を確認する必要がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=87.68円 / 1000VND=6.10円 / 1THB=4.73円 / 1PHP=2.51円 / 1MYR=38.71円 / 1SGD=123.43円 / 1USD=157.90円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

