タイ洪水でトヨタ3工場停止、ホンダも稼働日振替
タイの豪雨・洪水の影響で、トヨタが国内3工場の生産を2026年10月5日から10日まで一時停止し、ホンダも稼働日を振り替える。
トヨタ・モーター・タイランドは、サムロン、バンポー、ゲートウェイの3工場で2026年10月5日から10日まで生産ラインを一時停止すると発表した。部品を納入するサプライヤーが洪水の影響で生産できなくなったことに加え、従業員の通勤が困難な地域が出ていることが理由。部品供給の回復状況により停止期間を調整する可能性がある。ホンダ・オートモービル(タイランド)は、アユタヤ県とプラチュワップキーリーカン県の両工場で「103期」と呼ぶ稼働カレンダーを変更し、本来の稼働日だった10月2日から6日を休日に振り替え、代わりに12月19日、2027年2月13日、同3月13日を出勤日とすると発表した。
トヨタの対象は乗用車製造3工場で、所在地はサムットプラカーン県、チャチュンサオ県、チョンブリ県のアマタシティ工業団地周辺に及ぶ。トヨタ関係者は「部品を供給するサプライヤーが洪水のため生産できず、従業員も通勤できない地域が複数ある。関係者と協議を続け、日々状況を注視している」と述べた。三菱自動車タイランドは、生産ライン停止の決定はまだ行っておらず、10月19日に正式発売予定の新型「パジェロ」については発売前倒しで生産を済ませていたため影響がないとした。
背景
バンコクやサムットプラカーン県など複数の県で豪雨による洪水が発生し、自動車メーカーの部品供給網や物流、従業員の通勤に影響が出ている。各社は生産ラインの一時停止や稼働日の振り替えなど、状況を見ながら対応を進めている。
日本企業への含意
タイに生産拠点やサプライチェーンを持つ日本企業は、洪水による部品調達の遅延や工場稼働への影響が出る可能性がある。特にトヨタやホンダに部品を納入する日系サプライヤーは、納期調整や代替輸送手段の確保が必要になる。生産計画や在庫管理の見直し、現地の洪水情報の継続的な収集が求められる。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.30円 / 1000VND=6.08円 / 1THB=4.70円 / 1PHP=2.52円 / 1MYR=38.63円 / 1SGD=123.37円 / 1USD=157.80円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。

