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タイSCG、1〜9月期Adjusted Cash EBITDA19%増 GCと石化統合へ

タイの素材大手SCG(セメント・石油化学・包装資材を手がける上場企業)は2024年10月29日、2024年1〜9月期のAdjusted Cash EBITDAが前年同期比19%増の5兆7357億バーツ(約26兆8383億円)になったと発表した。

SCGは2024年1〜9月期の経営成績を発表した。Adjusted Cash EBITDAは前年同期比19%増の5兆7357億バーツ(約26兆8383億円)、純利益は13%増の2兆143億バーツ(約9兆4253億円)、Adjusted Profitは1兆4437億バーツ(約6兆7553億円)、売上高は3%増の38兆2236億バーツ(約178兆8548億円)だった。同時に、傘下のケミカル事業SCGC(オレフィン・ポリオレフィン事業)とタイのポリオレフィン事業を行うGCの統合計画を発表した。

第3四半期単体ではAdjusted Cash EBITDAが1兆4444億バーツ(約6兆7586億円)、純利益2385億バーツ(約1兆1160億円)、売上高12兆2666億バーツ(約57兆3975億円)だった。純負債は第4四半期以降4兆2656億バーツ(約19兆9595億円)減少を見込み、現金残高は7兆5147億バーツ(約35兆1626億円)に達した。SCGCとGCの統合によるシナジー効果は年間1億5000万〜2億米ドル(約2億3685万円〜3億1581万円)を見込む。ベトナムの石油化学プラントLSPへのエタン供給プロジェクトは2027年中盤完成予定で、年間2億5000万米ドル(約394億7576万円)のコスト削減効果を見込む。セメント事業の「One CBM」戦略では複数製品カテゴリーの売上が22%増加し、代替燃料使用率は25〜35%に達した。SCG会長兼最高経営責任者のタマサック・セタウドム氏は、SCGCとGCの統合によりポリオレフィン事業をグローバル水準に引き上げ、世界生産者ランキング上位10位入りを目指すと述べた。

背景

SCGは2024年、地政学的緊張、貿易戦争、エネルギー価格変動、世界経済の減速という複数の課題に直面している。ベトナムのオレフィンプラント(ROC)は中東情勢の影響で一時停止していたが、9月中旬に再稼働した。

日本企業への含意

SCGCとGCの統合でタイの石油化学事業が規模拡大とコスト競争力を強化する場合、合成樹脂やポリオレフィン製品を東南アジアで調達する日本の化学メーカーや商社は調達価格や供給条件の見直しを迫られる可能性がある。ベトナムのエタン供給プロジェクトが低コスト化を実現すれば、同地域での原料調達競争が激しくなり、日本企業の現地生産・調達戦略の再検討が必要になる。

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本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=86.86円 / 1000VND=6.11円 / 1THB=4.68円 / 1PHP=2.47円 / 1MYR=38.73円 / 1SGD=123.18円 / 1USD=157.90円)によります。

出典

本記事は上記1社の報道にもとづきます。

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