ベトナム、2026-30年GDP2桁成長目標 1人当たり8500ドルへ
ベトナムは2026年から2030年にGDP2桁成長を掲げ、2030年に1人当たりGDP8500ドル、2045年に高所得国入りを目指す方針を示した。
2025年のベトナムGDPは500億ドルを超え、成長率は8%超に達した。一方で労働生産性はシンガポールの11%、韓国の27%、タイの36%にとどまる。資本効率を示すICOR(限界資本産出比率)は現在6.4で、目標は4〜4.6への低下。全要素生産性(TFP)の成長寄与を50〜55%に高め、社会全体の投資額をGDP比32〜34%から40%へ引き上げる必要があるとされる。
背景
輸出の70〜80%、GDP成長の約20%を外資(FDI)に依存する構造が続く。2035〜2040年ごろから高齢化圧力が強まる見通しで、生産性向上と投資効率化が課題となっている。
日本企業への含意
製造業や物流でベトナムに進出する日本企業にとって、社会投資比率引き上げやTFP重視の政策転換は、インフラ投資拡大や生産性改善への協力機会が広がる可能性がある。一方でICOR改善を求める投資効率化圧力は、現地生産拠点における技術移転や省力化投資の必要性を高める可能性がある。
本記事の円換算は当日のレート(10000IDR=88.61円 / 1000VND=6.03円 / 1THB=4.71円 / 1PHP=2.50円 / 1MYR=38.57円 / 1SGD=123.02円)によります。
出典
本記事は上記1社の報道にもとづきます。
